膝が悪いのですが、ヨガをしていいのでしょうか?


ヨガをされている方、しようと思っている方の中には体にトラブルを抱えている方もいるのではないでしょうか?過去の怪我やスポーツなどによって体のどこかに痛みや動きの制限を持っている方も少なくありません。特に膝にトラブルを持っている方はとても多く見られます。日常生活に困るほどではなくても、膝に不安のある方にとっては、ヨガを行うことにも少し躊躇される方もいらっしゃるようです。膝にトラブルのある方にとってヨガはいいことなのでしょうか?

 

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膝は太ももの骨とすねの骨の間にある関節です。体にある関節の中で最も大きく、二本足で立つ体の重さを支えてくれています。そのため関節の周囲や中にはたくさんの筋肉や靭帯、軟骨で補強されていて、私達がいろんな方向に体を動かしてもバランスが保てるように柔軟に対応できるようになっています。

 

何も痛みがなければ普段の生活で膝を意識することはあまりないのではないでしょうか。その無意識で行うちょっとした動きが急激だったり、本来動かない方向に動かしてしまったり、負担が大きすぎると周囲の靭帯などを痛めてしまうことがあります。

 

膝が悪い、という方の膝の状態も様々ですが、例えば靭帯は筋肉と違い伸び縮みが苦手な構造になっています。その靭帯を強く伸ばしてしまえばほとんど元に戻ることはなく、伸びたままの状態です。靭帯が通常より長い状態の関節は不安定にもなりやすく関節周囲の負担が大きくなり、痛みの起こる原因となります。

 

495px-膝の内部構造(右内側)

wikipedia 変形性膝関節症 より

 

では、一度伸ばしてしまった靭帯が元に戻らないから自由に動くことができないか、といえばそうではなく、膝周囲の筋肉によってその機能は十分に補ってくれます。

膝にトラブルの持っている方は、膝周囲の筋肉に緊張の強い方も多いので、ヨガを通してその緊張をゆるめたり、靭帯や軟骨などの負担をカバーする筋力を保つことで膝の痛みを軽減することは十分に可能だと思います。

 

ヨーガを行う時に日頃から負担の大きい膝にさらに負担をかけないような動かし方を意識することは、膝にトラブルの持っている方も持っていない方も同じです。膝が悪いからヨガはやってはいけない、ということは全く無く、むしろヨガを行うことで今ある痛みや違和感が改善できるような良い面が多いように思います。

 

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ただ膝にトラブルを持っている方は何もトラブルのない方に比べれば、ヨガのポーズの中でも膝が不安定になりやすく、いつの間にか膝に負担のかかる動きをしてしまうことは十分に考えられます。

 

どんな動きが負担になるのか、というのは案外自分でもわからないものです。ヨガクラスに参加した時はヨガの先生にアドバイスをもらうのも一つの方法です。人に見てもらいながら、自分自身でも安全な動かし方を感じていくことは、ヨガの時間だけでなく日常生活においても膝に優しく過ごす助けになるはずです。膝に丁寧に向き合いながら、ヨガを楽しんでみてくださいね。

 

では、安全で快適なヨガを!

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桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/全米ヨガアライアンス認定指導者養成コース YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳のポーズ提案・監修者。 臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコースで指導をする。現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

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