YogaBodyコラム COLUMN

ブログ,ヨガと体のQ&A,ヨガ解剖学 2016.12.07

ヨガと他のスポーツを組み合わせることでどんな相乗効果がある?

日本でもヨガはかなり普及され、いろんな分野でも取り入れられているのではないでしょうか?

 

医療の分野や企業内で行われていたり、ランニングやゴルフ、サッカーなど様々スポーツのトレーニングの一つに取り入れられていると聞きます。ヨガとスポーツを組み合わせることで何か良いことがあるのでしょうか?ヨガを行うタイミングで分けて考えてみたいと思います。

 

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まず一つめはスポーツを行う前に行う時。

 

スポーツ前にヨガを行うことはいわゆるウォーミングアップのような効果が期待できます。

 

ヨガのポーズをゆったりとした動きで関節や筋肉を伸ばすことは体の柔軟性を高めることにつながりますし、呼吸とともに体を積極的に動かすことも循環を高めて体が温めてくれます。急激な運動は体には大きな負担になり、怪我の大きな原因になります。ヨガは安全に、怪我なくスポーツを続けていく助けになるはずです。

 

 

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そして2つめはスポーツの後に行う時。

 

これはクールダウンのような効果が期待できます。

 

スポーツで体を動かし温まった状態から急に運動をやめてしまっては体も急に冷やされてしまいがちです。体が冷えて疲労物質などをしっかり体外に排出できなければ、疲労が残ったり筋肉の柔軟性の低下などにつながってしまうかもしれません。

 

関節の動きや筋肉を良い状態に保っていくためには、徐々に体内の循環を徐々に戻していく時間も必要です。スポーツによって体の動きも異なりますし、関節や筋肉に負担がかかりやすい場所もことなります。疲労が溜まりやすい部位は特に丁寧に、ゆったりと動かしたり伸ばしたりすることで、スポーツによる疲労から回復する時間を早めてくれるでしょう。

 

 

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近年ではストレッチという中でも静的ストレッチと動的ストレッチによって効果が異なると考えられています。静的ストレッチは可動域ギリギリの中で関節や筋肉を伸ばし保持することで柔軟性を高めるだけでなく体内の老廃物の排出も助けることに優れています。

 

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動的ストレッチは関節を色んな方向に動かし、動きの中で関節周囲の筋肉の柔軟性を高めて、血液循環も促し体をあたためてくれます。

 

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人によってはスポーツ前には動的ストレッチ、スポーツ後には静的ストレッチというようなやり方をすすめる方もいます。その人それぞれの体、筋力や柔軟性、スポーツ経験によって異なってきますので、スポーツの前後にヨガを行う際もご自分に合ったスタイルを探してみるといいかもしれません。

 

そして最後はスポーツを行う日とは別の日に行う時。

 

スポーツのパフォーマンスを高めるために必要な筋力や柔軟性を高めるためには時間がかかります。日々の生活の中でヨガを取り入れていくことで、スポーツにもっと適した体を作っていく助けになると思います。

 

そして肉体的なことだけではなく、ヨガのアーサナや呼吸法を行うことで得られる精神的な安定もスポーツの助けになるのではないでしょうか?

 

 

リラックス

どんなに肉体的に鍛え、柔軟性を高めていてもスポーツを行う時にそれを発揮できなくては活きてきません。呼吸へ意識を向けていくことによる集中力の高まりや、肉体を通して感じるリラックスしている状態はスポーツ、特に競技をしている方にとってはセルフコントロールのひとつとしてとても助けになると思います。

 

肉体的にも精神的にもヨガはスポーツ上達や長く続けていくことを助けになると思います。そして何より怪我を防ぐこと。痛みがあっては楽しみも半減してしまいます。自分自身の体、生活リズムに合わせてスポーツとヨガを取り入れてみてくださいね。

それでは、安全で快適なヨガを!

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