チャトランガダンダーサナは腕が強ければ出来ますか?


チャトランガダンダーサナというポーズを行ったことがありますか?初めてこのポーズを行った時、私はまったくできませんでした。 多くの女性が同じように感じたのではないでしょうか?

 

 

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腕立て伏せのようなこのヨガのアーサナは腕力のある男性にとってはそれほど難しくないのかもしれません。では女性も男性のように腕力が強くなればできるようになるのでしょうか?

 

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チャトランガダンダーサナと言う名前は、四肢で支えるポーズという意味があります。人間は元々四足動物だったといわれていますので、解剖学の言葉では手足のことを四肢(しし)、四本の肢と呼びます。四肢、つまり腕だけではなく足でも支える必要があります。

 

 

チャトランガダンダーサナではどうしても意識が腕に集中しがちです。確かに腕の力でも体を支えていますが四肢の下の肢、足でもしっかりと支えることを意識しているでしょうか。マットに着いている足先をしっかりと踏み込んだり、踵を後ろへと押し出すような意識は足でもしっかりと体を支える助けになるかもしれません。

 

腕はどうでしょうか?どのように体を支えていますか?

 

犬や猫などの身近な四足動物をみると、手足の動きとともに背骨の辺りまで動きがあるのがわかります。人の腕も仕組みをみると背中から動きが始まっています。腕の力だけでなく背中からの力を使っていくともっと力強く体を支えやすくなると思います。

 

 

そして支えられている体そのものはどうでしょうか?ダンダーサナのダンダには丸太という意味があります。丸太のように安定した、一歩の柱を作るには体幹の力も必要です。その体幹の力を活躍させるために大事なことは呼吸をすること。とくにしっかりと吐くことがとても重要です。

 

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腕の力ばかりに頼ってしまえば体に力みが生まれ呼吸は浅くなり、体幹の力も使いにくくなってしまいます。腕の力で支えることが悪いとうわけではありませんが、呼吸を深く保ちながら全身で支えていくことで、より体が安定していくと思います。これはチャトランガダンダーサナというポーズの中だけではなく、マットの外での日常生活においても感じられる強さとバランスにつながってくるはずです。

 

腕の力の弱い方は、最初は膝を着けて行うこともいいと思います。膝をつけて腕の負担を減らしながら、呼吸とともに体を支える感覚を探してみるのもいいかもしれません。

 

呼吸で体を支えながら、腕を背中から、そして足でも力強く体を支えることで、より安定したチャトランガダンダーサナへと近づく近道になりそうです。

 

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腕の力のある方にとってなるべく腕の力に頼らないようにする、というのもとても難しいものです。あえて膝を着けて体幹を意識してみたり、踵を壁につけて押す感触を味わってみるのも腕以外の場所で体を支える感覚を探すいい機会になるのではないでしょうか?

 

では、安全で快適なヨガを!

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桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳のポーズ提案・監修者。 臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコース という全米ヨガアライアンス認定指導者養成コースを開発し、ヨガの指導者を育成する。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

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