YogaBodyコラム COLUMN

ブログ,ヨガと体のQ&A,ヨガ解剖学 2017.03.07

30代でヨガをはじめる人が知っておきたいカラダのこと

みなさんはいつヨガをはじめましたか?

最近は専門のヨガスタジオだけでなくスポーツクラブや地域の公民館、医療や介護施設、学校など様々な場所でも行っていますし、気軽に参加できるヨガイベントも多くあります。そして、どこかに行かなくてもインターネットやテレビを通して家で行うこともできます。それだけ多くの人にヨガが知られ、どなたにでもはじめることができる身近なものになっているのでしょう。

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いつ、どこでも始めることができるヨガに出会うタイミングは人それぞれです。いつはじめるのか、その年齢によって何か違いはあるのでしょうか。何回かに分けて、それぞれの年代のカラダという面からヨガとの付き合い方について考えてみたいと思います。

 

まず今回は30代。もしかしたら、この年代でヨガを始める方が最も多いのかもしれません。女性にとって30代とはどのような年代なのでしょうか?女性の30代は体力的にはまだまだ充実した年代にありながらも、内的な変化や結婚や出産など生活環境や肉体的にも大きな変化のある年代といえるかもしれません。東洋医学でも女性は20代後半にピークを迎えると考えられています。それまでは上昇し続けてきたものが徐々に降りてくる、そんな変化の年代とも言えます。女性の厄年が30代に2度あるのもわかりますね。

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よく聞くホルモンはどうなのでしょうか?生きていく上で必要なカラダの機能の調整をしてくれているのがホルモンです。ホルモンには様々なものがあり、男女関わらず男性ホルモン、女性ホルモンが分泌されていますが、やはり女性は女性ホルモン、男性は男性ホルモンの影響を強く受けます。

 

女性ホルモンは20〜30代が最も安定して分泌されている頃ですので女性が女性性を全うして生きやすい頃といえるのかもしれません。しかし、近年婦人科系の悩みを抱えた方が多いのは広く知られていることです。現代の生活は女性が女性らしく生きることに困難な点は多いのか、女性ホルモンの分泌の不安定から体調不良を訴える人も多くいます。

 

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男性にとっての30代はどうでしょうか?男性ホルモンの分泌を考えると、20〜30代の心身は充実した年代といえるかもしれません。東洋医学でも男性のピークは30代にあると考えられています。一般的にも30代の男性、というと社会的にも能力的にも充実したイメージが強いのではないでしょうか?

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そして、身体の代謝能力を保つ役割のある成長ホルモンは思春期に比べ30代という年代は半減してくると言われていますから、男性だけでなく女性にとっても10代20代とは違うな、と感じることが増える年代なのかもしれません。

 

日々の生活リズムやストレス、ちょっとしたことの積み重ねでホルモンの分泌や身体のシステムを調整している自律神経のはたらきはバランスを崩しやすくなります。肉体そのものを保つシステムが乱れれば様々な不調へとつながります。

インドの伝承医学、アーユルヴェーダで考える30代はピッタと呼ばれる性質が強く、エネルギーにあふれる年代です。社会的にも活動的な日々を送っていることが多く体力的にも強いことが多い反面、ちょっとした不調に気づかないということもあります。

 

どのようにヨガをすればいいのか、一概には言えませんが、まずは今の自分はどんな状態なのか、自分のカラダに意識を向けることから始めてみてはいかがでしょうか?気持ちいい、すっきりしたと感じる時間はストレスからの回復を助け、その体の変化を起こすホルモンの分泌の調整にも助けになります。あえてゆったりと、休む時間を作る習慣もこの年代には大事かもしれません。

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男性、女性ともに30代は思春期の頃に比べれば体力の低下は感じても、まだまだ体力の向上が得られやすい時期です。自分のできる範囲で肉体的な強さを培う、ということにも適した時期とも言えます。休む時は休み、動く時は動く。そんなリズムを作っていくためにヨガのクラスを選んでみても良いのかもしれません。

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その日、その時の自分自身のカラダ、そして心の状態に素直に向き合う時間をヨガを通して持ってみてはいかがでしょうか?

 

それでは、安全で快適なヨガを!

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