ヨガで猫背は直るの?


姿勢の状態を表す言葉はたくさんありますが、猫背は誰でも知っている姿勢です。猫背と聞くとあまりいいイメージを持たない方もいると思います。少し背中を丸まる姿勢がうつむき加減に見えるからでしょうか?自分が猫背であることはご本人が一番よくわかっていることが多くあります。この猫背をヨガで改善していくことは可能なのでしょうか?

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背骨はSの字状にカーブしているのが本来の形です。しかし猫背という状態はこのS字の形が乱れ、Cの字のように後ろに大きくカーブしているような状態です。背骨は多くの骨が関節でつながっていて、それぞれの関節部分に靭帯や軟骨を持っています。それらの靭帯や軟骨の状態によってこの猫背になってしまうことはあるでしょう。

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そしてこの背骨は筋肉によって支えられ動いています。その筋力の低下は背骨のカーブの状態の変化の大きな要因です。猫背だからと胸を張るように、背中の筋肉を緊張させていてもなかなか改善されません。背骨のもっと下の方からの積み重なりを考えていく必要があります。

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体の中心を通る、柱のような背骨の周りを包む筋肉がつつんでいるのをイメージしてみてください。その筋肉のうち、前側の筋肉が弱くなったら、背骨は前側へと傾いてしまわないでしょうか?

体の前側にある腹筋群の弱さや、体の前側、表面だけでなく深い所で背骨や骨盤、足の動きに関係する筋肉の弱さや硬さは猫背の原因になります。お腹の中には内臓器があり、この内臓器の状態によって腹筋の状態も変わってきますので、単なる筋力低下だけが原因とは言い切れません。

ヨガのポーズは体の表面だけではなくもっと深い所にある筋肉、インナーマッスルと呼ばれるような筋肉の柔軟性、そして強さにも働きかけていきます。もしその姿勢の原因となっている筋肉の状態が良くなれば、自然と背骨のカーブの状態も変わってくると思います。

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そして長い間猫背の姿勢でいれば、体の前側の筋肉は硬く縮まっていることが予想されます。その筋肉を伸ばし、柔軟性を高めていくことも姿勢の改善に役立つでしょう。

猫背だけではありませんが、姿勢の乱れは背骨だけではなく肋骨の動きも制限してきますので呼吸も浅くなりがちです。ヨガの呼吸法は背骨や肋骨の動きを取り戻すだけでなく、体の中にある筋肉から活動させていきますので背骨を支える力を培いながら、同時に内臓器を動かし、そのはたらきも助けてくれます。

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猫背が悪い姿勢、とは言えません。しかし体を支え、動かす筋肉がより良い状態になれば姿勢だけでなく普段の何気ない動きを楽になり他の部位への負担も減るでしょう。そして猫背のように前かがみの姿勢が長く続けばそれは精神的な部分へも影響してくるといわれています。体の前側支える力が弱ければ、将来もっと年を重ねていった時さらに深く前にかがんだ姿勢になりかねませんし、そのようになれば内臓器を圧迫して体の生理機能そのものにも影響が生まれてくることも考えられます。

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特に女性は見た目から猫背の改善を望む方も多いと思いますが、健康のためにもより良い姿勢であることは重要です。それでも骨の形は人によって全く違います。全ての人が同じ姿勢、同じ形ではありません。大事なことは自分の心身が心地よく、そして健やかさを保てる姿勢であるかどうかということです。姿勢の変化には時間もかかることも多いですし、中々自分ではわかりにくいものです。まずは自分のちゃんと知るためにもインストラクターにアドバイスをもらうのもいいのではないでしょうか。

 

では、安全で快適なヨガを!

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桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳のポーズ提案・監修者。 臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコース という全米ヨガアライアンス認定指導者養成コースを開発し、ヨガの指導者を育成する。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

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