柔らかい筋肉と硬い筋肉の違いについて教えてください


  • 筋肉は硬いより柔らかいほうが良い、そんな話を聞いたことはないでしょうか?

筋肉が硬くてこのポーズができない、なんて話もよくあります。質の良い筋肉は柔らかいとも言われますが、この柔らかい筋肉と硬い筋肉とは一体何が違うのでしょうか?

 

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筋肉を少し細かく見ると、その中は筋繊維と呼ばれる細かい繊維でできています。筋肉を動かすと少なからずこの繊維は切れたり、傷がつきます。これが激しい運動やトレーニングであればなおさらです。この傷がついた状態から筋肉が修復することで筋肉は大きく、強くなってくれるのですが、この修復がうまくいかないと筋肉はいわゆる硬い状態になってしまいます。必要以上に筋繊維を傷つけないように、動かし方や動かす量を調節することも必要ですし、修復がしっかり行われるために休むということも必要です。最近の筋力トレーニングは必ずインターバルをおくのが一般化されていますよね。

 

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筋肉が回復していくためには、原料となる栄養とその栄養を届ける血液循環が必要です。もし冷えのある状態では血液循環も妨げられて、回復していくその代謝能力も落ちてしまいます。

 

そして筋肉が硬くなる要因のもう一つ。まず二の腕の筋肉を触ってみてください。いかがでしょう?弾力のある柔らかい状態でしょうか?それでは、力こぶを出すように、その筋肉を硬くしてみましょう。どうでしょうか?力が入って硬くなったでしょうか?

 

このように、筋肉は力を入れたり抜いたり、硬さをコントロールすることができます。これは意識的にも無意識的にも行われていることです。実際力こぶを作ろうとして硬くすることができましたよね?でももしこれが、意図と反して起こっていたらどうでしょう?

 

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筋肉の収縮、力を入れたり抜いたり、縮めたり伸ばしたり、その情報を伝える神経伝達に何か不具合が起きて、筋肉がずっと硬い状態になってしまっている、ということは珍しいことではありません。

力を抜いて、といわれてはじめて力が入っていることに気付いた、なんて経験はありませんか?知らず知らずに筋肉を硬くして、それが習慣化してしまっているとその感覚にも慣れてしまって気づかなくなってしまいます。それではその筋肉は硬い状態になってしまうでしょう。

 

立ちっぱなし、座りっぱなし、日々の姿勢の中でも筋肉は常にはたらいています。その筋肉にも回復する時間も必要です。もしその回復が追いつかなくなれば、筋肉の硬くなってしまいます。血液循環を助けて、その回復を助けてあげることは筋肉の硬さを防ぐ一つの方法です。

 

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回復を助ける、だけではなく、姿勢を正して負担を減らしてみたり、運動の強度を減らすといった、その筋肉への負荷を減らしたほうが早いこともあります。

 

ヨガのポーズの中で、筋肉に負荷をあまりかけずに動かすことは血液循環を助け筋肉の修復を助けてくれるでしょう。ポーズの中であまり強く伸ばしすぎても、筋肉にとっては負荷となりますし、無意識に力が入ってしまうかもしれません。

 

痛みなく、呼吸も穏やかに続けられる中で優しく動かすことを意識して行ってみるといいのかもしれません。

 

そして、ヨガのクラスの中でインストラクターは色んな言葉を使ってガイドをしてくれていると思います。そのガイドを聞きながら、自分の体のいろんな部位を意識して、感じてみること。そうするといつのまにか力の入っている場所を発見する時があるかもしれません。力が入っていることに気付いたら、その力を抜いていくイメージを持ってみましょう。

 

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すでに筋肉が硬い状態であるところを無理に伸ばそうとしたり、力を入れれば筋肉の繊維がさらに傷つき怪我の原因になることもあるのも事実です。今自分がわかっている以上に、まだ自分の体の筋肉の中に硬い状態の部位があるかもしれません。ヨガを行なう時間にじっくりと自分の体の隅々まで探検するように、硬いところは柔らかい状態になるよう感じ取ってみてくださいね。

 

では、安全で快適なヨガを!

 

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桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳のポーズ提案・監修者。 臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコース という全米ヨガアライアンス認定指導者養成コースを開発し、ヨガの指導者を育成する。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

 

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