ヨガと筋膜ってなにか関係あるの?


最近、「筋膜」という言葉をよく聞きませんか?筋膜リリースというのがテレビや雑誌などで一般的に知られてきたのも影響しているのかもしれません。この筋膜って何なのでしょうか?ヨガをするとこの筋膜に何か変化がおこるのでしょうか?

 

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体中にある筋肉は細かい筋繊維というものが集まってそれぞれの形をしています。その筋肉を外側から包んでいるのが筋膜とよんでいます。筋肉を包む細かい筋膜もあれば、筋肉だけでなく内臓も、そして全身を包むような大きな筋膜もあります。

 

イメージしてみましょう。

鶏肉を包んでいる半透明の薄い膜をみたことがあるでしょうか?そのような薄い膜が、まるでボディースーツを着ているように全身を包んでくれているとしましょう。自由に体が動けるためにはそのスーツも伸び縮みしてくれなければいけません。でもスーツの一部が肌にくっついていたり、縮んだりよれていたりしたら体は自由に動きませんよね?

 

 

出典http://myofascial-therapy.com

出典http://myofascial-therapy.com

 

このボディースーツ、筋膜の状態を正常な状態へアプローチしていくのが筋膜リリースと呼ばれています。

 

大きなボディースーツのような筋膜、一つの筋肉を包む筋膜、様々な種類がありますがそれぞれがつながっています。この全体のつながりを意識して行なうことと、一つの筋肉を伸ばすことを意識することには、動きにもその感覚にも大きな違いがあります。

 

ヨガの流派やその時のインストラクターの目的によっても違ってくるとは思うのですが、一つのポーズの中で、一つの筋肉に意識をおいて行なうこともあるでしょうし、部位ではなく体のつながり、例えば手の指先から足先まで、といった体のラインを意識して行なうこともあるでしょう。これは筋膜へのアプローチにつながります。

 

そしてこの筋膜へのアプローチを効果的にするには、ある程度の張力を2〜5分ほどかけ続ける必要があるといわれています。

 

ヨガのポーズのなかで筋膜への効果を期待するならば、数呼吸、ではなくゆっくりとポーズに取り組まなければいけません。そして自分自身の体をどのように動かし、手や足をどの方向へ伸ばし、体のどの部位の伸びを感じるのか。とても繊細な意識が必要になってくると思います。その手の動き、伸ばす方向によって筋膜へのアプローチに大きな変化がうまれてくるからです。

 

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そして安全に、心地よく、長い時間ポーズを維持するにはいつも以上に丁寧に、そして自分の感覚を素直に受け止めていくことも大事だと思います。

 

筋膜へのアプローチには様々な意見がありますが、ヨガの動きの中でも筋膜への効果は十分に期待できます。今は全身の筋膜の流れを描いたイラストなどもたくさん本やインターネットにもみることができますから、皆さんの体にあるボディースーツがどのように存在しているのか、探してみてはいかがでしょうか?

では、安全で快適なヨガを!

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桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳のポーズ提案・監修者。 臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコース という全米ヨガアライアンス認定指導者養成コースを開発し、ヨガの指導者を育成する。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

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