肩凝りはなぜ起きるの?


日常生活で体に感じるつらい症状の中でも多くの方が悩まされる肩凝り。
老若男女関わらず起こりうる症状のひとつです。なぜこれほど多くの方が肩凝りを感じているのでしょうか。
肩凝りの「凝り」とはいったいどういう状態なのでしょうか?

20160425肩凝り

「凝り」と聞くと、その部分の筋肉が硬くなっているようなイメージを持たれるのではないでしょうか。
本来筋肉はゴムのように伸び縮みをして体を動かしてくれています。
その筋肉の伸び縮みがうまくできなくなり、柔軟性が低くなってしまう状態は筋肉が凝っているといえます。

肩まわりの筋肉が硬く凝っていれば肩が凝っていると感じるでしょう。
しかし筋肉を触ってみて硬い状態であってもその人自身がそれを感じているかどうかは個人差があります。
肩の周りの筋肉が硬く凝っている人全てが肩凝りと感じているわけではないのです。

筋肉が凝ってしまう要因としては、筋肉を使い続けて疲労が蓄積したり、あまり体を動かず、
筋肉の伸び縮みを行わないことでおこる血行不良から「凝り」の状態になってしまうことなどがあげられます。そう考えると、痛みや辛さを感じないからといって肩が凝っている状態をそのままに放置することは
体にとっていいこととは言えないかもしれません。

肩にある筋肉は首や背中、腕にまでつながりを持っています。
デスクワークや家事、荷物を持つ、車の運転など私達の日々の生活では思いの外、
腕や手指を酷使しています。パソコンのマウスのような指先の小さな動きでも毎日使い続けることで腕から肩の筋肉の凝りの原因にもなります。
普段の姿勢の癖から背中の筋肉に緊張や疲れがあれば肩の凝りにもつながることもありますし、反対に肩の凝りから背中の筋肉の凝りへとつながることも考えられます。
また首の筋肉には目の動きと関係しているものもあり、眼精疲労から肩凝りへとつながることも珍しくありません。

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肩まわりの筋肉にはたくさんの種類があり何層にもなって重なっています。肩が凝るからといって肩の部分だけ揉んだりしてもあまり楽にならない、というのはよく聞く話です。肩や首、腕や背中とのつながりを考えてみると辛い部分だけみていてもあまり改善しないかもしれません。ヨガのポーズの中には腕の動きとともに背中や肩甲骨を大きく動かしたり、胸を開いたり、体側を伸ばしたりするものもたくさんあります。腕と体を連携して動かすことは肩こり改善にも効果的です。

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肩凝りの原因は人によって様々ですし、その原因も一つではないことがほとんどです。筋肉の疲労や血行不良からだけでなく、精神的な緊張によって無意識に肩まわりの筋肉を常に緊張させてしまい肩凝りとなってしまうことも多くあります。肩の力を抜くと言うのは簡単ですが、力を抜くというのは力を入れるよりも案外難しいものです。それにはまず力が入っている、ということに気づかなくてはなりません。
ヨガの呼吸を通して自分自身の体や精神に意識を向けることは、いつの間にか入っている力、体の緊張状態を見つける助けになるでしょう。

精神的な緊張というのは時に、触ってみると筋肉の硬さはあまりないのに肩凝りを感じる、というような状態を生んでしまうこともあります。ヨガの流派によっても多少違いがあるでしょうが、ヨガクラスの中には静寂さや穏やかさをじっくりと感じ、体の緊張を解いていく時間があります。体の緊張を解くことで精神的な緊張も解くことができれば、肩だけでなく体全体、そして気持ちも軽く感じることもできるかもしれません。ヨガを通して体も心も凝りがなく柔らかい状態を目指してみてはいかがでしょうか?

 

では、安全で快適なヨガを!

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桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳にてポーズの取り方や、季節の過ごし方を提案・監修する。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコースで指導をする。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

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