背中で合掌ができるようになるには?


ヨガのポーズの中には普段の生活ではあまり行わないような動きが多くあります。パールシュヴォッタナーサナの腕の動きもその一つ。背中で手を合わせ合掌することは日常生活ではまずやらない動きですので難しく感じる方が自然です。どうやったらできるようになるのでしょうか?

 

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パールシュヴォッターナーサナ

 

腕を動かす時、どこから動かしているでしょうか?

私達は二本足で立てたおかげで腕は自由になりました。上に挙げたり、後ろに回したり前に伸ばしたり、他の場所に比べて大きな動きが可能になっています。そして自由に動きながらも重いものを持ったり体を支えたりと、安定性も確保する必要もあります。そのために腕は肩甲骨や鎖骨を共同して動いています。片手を肩甲骨や鎖骨に添えながら腕を動かしてみてください。一緒に肩甲骨が動いたり、鎖骨がクルクルと回っているのがわかると思います。腕の動きは、腕の骨だけでなく肩甲骨や鎖骨とセットになって動いているのです。腕を大きく動かしたいときは、この肩甲骨からの動きや鎖骨からの動きを意識していくことがとても大事になります。

 

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weblio「肩甲骨より」

 

それでは背中で合掌しようとする時、どうやって腕を動かしていますか?どこから腕を動かす意識で行っているでしょうか?

よく見かけるのが、背中に回した手の掌を一生懸命に近づけようとしている方。掌を近づけるのは必要な動きですが、肩や手首に力が入ってしまいますし、肩だけ、手首だけで動かそうとしても限界があり負担になってしまうかもしれません。

掌を合わせようとするその前に、まず腕を後ろに回すところから意識してみましょう。腕を後ろに回すときは、鎖骨から腕が後ろに、なるべく長く遠くに伸びるように後ろへ伸ばしてみてください。この時、手の親指は下に向けていると手を後ろに伸ばしやすくなりますし、少し背中を丸めたほうがやりやすく感じるでしょう。腕を大きく後ろに回すことができた後で、肘を曲げ、掌を近づけるようにします。

 

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そしてしっかりと掌を合わせていくためには、左右の肩甲骨を寄せるようにすると丸まった背中も伸び、合掌しやすくなると思います。

 

腕は体の中で最も自由に動く場所であり、その動きに関わる筋肉や関節は多くあります。多く関わっているからこそ、これだけ複雑な動きも可能になっているのですが、何か問題が起きた時、その原因も多くの要素から探さなければいけません。背中で合掌しようとする動きを妨げる原因もたくさんのことが考えられますが、関節や筋肉の動きが大きくなるには時間がかかります。どこを動かそうとしているのか感じながら行う、ということはその時間を短縮することにもなりますし、何より怪我を防ぐことにもなります。

 

普段の生活ではあまり行わないからこそ、背中で合掌することはとても難しい動きの一つです。腕の動きは鎖骨と肩甲骨がセットです。このセットの動きを感じながらトライしてみてくださいね。

では、安全で快適なヨガを!

 

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桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳にてポーズの取り方や、季節の過ごし方を提案・監修する。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコースで指導をする。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

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