YogaBodyコラム COLUMN

ブログ,ヨガと体のQ&A,ヨガ解剖学 2017.02.28

腹式呼吸の効果について

ヨガクラスに参加しているとポーズを行なう時は必ず呼吸への意識を向けるガイドがあったり、クラスのはじめにはまず呼吸法を行なう時間があることも多いと思います。その呼吸法の中に腹式呼吸というものがあります。この腹式呼吸というものについて考えてみたいと思います。

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呼吸とは、一言でいえばガス交換です。肺に空気を取り入れそして出すことです。肺に空気を取り込むためにはたらいているものの一つが横隔膜。胸とお腹の境目あたりにあるドーム状の筋肉です。横隔膜の上下の動きによって肺の中に空気の出入りが生まれます。お腹を膨らませたりへこませたりする動きとともにこの横隔膜の動きをより高めようとするのが腹式呼吸と呼ばれています。

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お腹を動かし、特に息を吐く時は表面だけではなく深い部分にある腹筋も使われるので体幹の筋力を高めることにつながります。お腹の動きは筋肉だけでなく中にある内臓器にもまるでマッサージをするような効果があるといわれています。内臓器のはたらきを助けたり血液循環を高めることで代謝を高めたり、というようにその影響は全身にひろがります。お腹を動かしますので、食後すぐ行なうと腹痛や気分が悪くなったりしやすいので注意も必要です。お腹を中心としたはたらきになるので、肩周りの筋肉の緊張が抜けやすいので声を出しやすくなったり声量が高まるのも特徴の一つです。

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そして腹式呼吸はストレスコントロールなど心理的なはたらきを調えてくれることにも効果が高いといわれています。お腹からゆっくりと息を吐くことは自律神経の副交感神経のはたらきを助けてくれます。副交感神経が優位にはたらいている時は体が休みリラックスしている状態です。常にはたらき続けていては私たちの体も心も疲弊して様々な症状がうまれてきます。外部からの刺激で緊張する時があっても、そのままではなく呼吸を通して自らその緊張を解くことができるようになれば、その刺激は大きな問題にはならないかもしれません。

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ヨガのクラス、流派によって呼吸法は様々ですし、全てにおいて良い、悪いということはないと思います。その時の自分にあった呼吸、自分が楽に心地よく行える呼吸を行えることが何より大事です。その呼吸法を見つけて身につけていくためにも、インストラクターのガイドに従ってまず自分自身がどのような呼吸をしているのか、当たり前に行っている呼吸へと意識を向けることから始めてみてはいかがでしょうか?

 

では、安全で快適なヨガを!

桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳のポーズ提案・監修者。 臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコース という全米ヨガアライアンス認定指導者養成コースを開発し、ヨガの指導者を育成する。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

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