YogaBodyコラム COLUMN

ブログ,ヨガと体のQ&A,ヨガ解剖学 2017.05.22

骨盤を立てる意味って何ですか?

ヨガクラス中のインストラクターのガイドは様々ですが、体の動かし方、体への意識の向け方についてガイドしてくれることもあると思います。その中で「骨盤」という言葉は比較的よく聞くのではないでしょうか?

 

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骨盤の動きだけにフォーカスしているクラスもあるくらい骨盤は重要、ということなのでしょう。その中でも「骨盤を立てる」というような説明を聞いたことはないでしょうか?「骨盤を立てる」意味とはなんなのでしょう?

 

骨盤って何でしょうか?骨盤は腰のあたりにある大きな骨です。一つの骨ではなく左右一つずつある寛骨(かんこつ)と三角形の形をした仙骨(せんこつ)の3つの骨が関節でつながってできています。骨盤そのものが3つの骨が関節でつながってできているように、この大きな骨盤は他の骨とも関節でつながっています。骨盤は仙骨を仲介して背骨とつながり、骨盤の側面からは足の骨ともつながっています。背骨と足をつなげているのが骨盤、と表現することもできますね。

 

 

寛骨

つながっているということは、どちらかが動けばもう一方も動く、ということ。例えば骨盤が動けば背骨も動くし、背骨が動けば骨盤も動く、というような関係性があるということです。

 

背骨の動きは姿勢にそのまま影響していきます。例えば、猫背のような姿勢は背骨が全体的に後ろに丸まり、反対に前側に丸みが強くなれば反り腰というような姿勢になりますね。背骨が後ろに丸くなれば骨盤も一緒に動き、後ろに倒れたような位置になります。後ろに倒れた骨盤を前に起こす、この時の動きを「骨盤を立てる」という言い方をします。

 

 

 

反対に反り腰の時のように、背骨が前に丸みが強い時は骨盤も前に倒れている状態なので、そこから戻すときも同じように「骨盤を立てる」と言うこともあります。

 

骨盤が前にも後ろにも倒れていない状態に戻すことを「骨盤を立てる」と言っていることが多いように思います。

 

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骨盤の位置を動かすことで背骨も動き、姿勢も変化していきます。ヨガのポーズでは立つときもすわっているときも姿勢を大事に行いますが、姿勢をより良い状態にしたい時に背骨だけではなく、骨盤の位置から意識することは体にとっても安全な方法といえます。骨盤の位置が戻ることで背骨の位置も戻り、結果的に姿勢が改善し、そこからまた他の動きに入る時の体の余計な負担を減らしてくれはずです。「骨盤を立てる」ことで姿勢を正していくことは安心して、そしてもっと楽にヨガのポーズを行っていく助けになると思います。

 

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姿勢はヨガのポーズの時だけでなく、日常生活においても心身に大きな影響があります。ヨガのクラスの中で感じた「骨盤を立てる」という動きを日常生活の中でも探してみるとまたヨガのポーズの中で行った時とは違う発見があるかもしれません。自分の体の中の骨盤の位置、動きをいろんな場面で感じてみてはいかがでしょうか?

では、安全で快適なヨガを!

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桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳のポーズ提案・監修者。 臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコース という全米ヨガアライアンス認定指導者養成コースを開発し、ヨガの指導者を育成する。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

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