YogaBodyコラム COLUMN

ブログ,ヨガと体のQ&A,ヨガ解剖学 2016.01.08

ヨガで呼吸が止まります。 ヨガと呼吸の関係って・・?

ヨガには、プラナヤマと呼ばれる呼吸法、そして呼吸にカラダの動きを合わせて行うアーサナというものがあります。特にポーズをとるとき、呼吸とカラダの動きを行うことに難しさを感じる方が多いと思います。普段何気なく行っている呼吸とはいったいどのようなものなのでしょうか?

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呼吸とは生命を維持するために必要な酸素を体内に取り入れ二酸化炭素を排出する、いわゆるガス交換のことをいいます。鼻から吸った空気が入る先は肺です。たくさんの空気が肺に入ってそして出ていくことができることは呼吸をより深くするには必要なことです。ではどうやったら肺にたくさんの空気を取り込み、排出することができるでしょうか?

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心臓のように自ら動くことができない肺に空気の出入りをさせるためには、肺を大きくしたり小さくしたりする必要があります。肺の大きさを変えるはたらきをするのが横隔膜と胸郭の動きです。横隔膜の上下の動き、そして肋骨と胸椎、胸骨でできている胸郭を広げたり縮めたりするには肋骨の間や外側にある筋肉が働いてくれています。それらの共同作業によって、呼吸は行われているのです。

 

ヨガをする時に肩やお腹、背中の筋肉などに力が入りすぎてしまうと、この横隔膜や胸郭の動きの邪魔をしてしまいます。これはヨガをする時だけでなく、ちょっと緊張した時やストレスを感じている時など普段の生活でも起こりやすいことです。なるべく余計な力が入らないように、そして力の入っている所を見つけたらその力を抜けるカラダの起きどころを見つけてみる、というのは呼吸を楽にしてくれる1つの方法です。

力が入ってしまい思う通り呼吸ができないと多くの人はさらに頑張って息を吸おうとします。もちろんその意識が悪いわけではありませんが、反対にしっかりと、意識的に息を吐くことでカラダの力が抜けやすくなったり、胸郭がもっと縮んで肺が小さくなることで、次に息を吸う時はたくさん吸える感覚を得られるかもしれません。

力を抜く、というのは言葉で言う以上に難しいものです。力を抜こう、とがんばってしまうより胸とお腹の境にある横隔膜の位置や動きを意識して、他の部分へと目を向けることで結果的にカラダの力を抜く助けにもなるかもしれません。

では、安全で快適なヨガを!

 

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桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりアシュタンガヨガの指導を行う。
ヨガ手帳にてポーズの取り方や、季節の過ごし方を提案・監修する。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコースで指導をする。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

 

 

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