YogaBodyコラム COLUMN

ブログ,ヨガ解剖学 2016.02.03

柔軟性って?ヨガは柔軟性があればいいのか?

体が柔らかい、体に柔軟性がある、というのはどういう状態をいうのでしょうか。

一般的には、足が開くとか腕をあげるなどの体の動き、つまり関節が大きく動く、という意味で使われることが多いと思います。

関節には可動域と呼ばれる動く範囲があり、関節によってその可動域も異なります。

それぞれの可動域近くまで関節を動かせるほど柔軟性がある、といえます。

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この関節の動きを大きくするためにはどうしたらいいのか、様々な方法、考え方がありますが、まず二つのことについて考えてみましょう。

 

まず1つ目は靭帯について 

関節は骨と骨が隣接している所です。

その骨同士をつないでいる硬い紐のようなものが靭帯です。

この靭帯には長い、短いなど生まれながらの個人差があるようです。

短ければ関節は動きにくく可動域は狭まる傾向があるでしょう。

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 靭帯を伸ばせば関節は動くようになるの?

そう簡単にはいかないんですよね。

靭帯は性質上伸び縮みが苦手で、一度伸ばせば縮みません。

瞬間的に強く伸ばされれば、少し切れたりもします。いわゆる捻挫です。

可動域を広げたいからといって靭帯を伸ばすような動きをすれば、反対に痛めてしまう場合もあるのです。そして靭帯は長過ぎても関節は緩くなり不安定にもなります。

靭帯にアプローチしていきたければ慎重に、そして忍耐強く行う必要性があるように思います。

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二つ目は筋肉 

関節の動きとは言い換えれば骨の動き、そしてその骨を動かしてくれるのは筋肉です。

筋肉は骨から骨へとついています。

筋肉が伸び縮みすることで骨は動き、関節の動きとなるのです。

筋肉の伸び縮みが小さければ関節の動きも小さくなるでしょう。

 

そして筋肉が骨についているところを腱といいます。

この腱も伸び縮みはあまり得意ではありません。

筋肉を伸ばそうとした時、骨の近くにその感覚があればそれは腱、そして靭帯を伸ばしているかもしれません。

靭帯や筋肉の影響で関節の可動域が小さければ日常生活の体の動きも小さくなります。

それが悪いとは言いませんが、日々のちょっとした動き、足をあげて歩く、上にある物をとる、後ろを向く、そんな何気ない動きにも関節の動きは必要で、可動域が広がれば日常生活の中での動きも楽になったり、怪我を防ぐことにもつながると思います。

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 必要なのは「しなやかさ」と「強さ」

 

ヨガのポーズの中では、関節を大きく動かすだけでなく、関節が動きすぎないところで止めるということも行っています。

これには単に筋肉のしなやかさだけでなく強さも必要です。

このしなやかさと強さが身についてこそ、マットの上だけでなくマットの外の生活の中での動きに自由が生まれてくるのではないかと思います。

体と通して得られる開放感、というのもヨガで得られるひとつの恩恵のひとつではないでしょうか?

では、安全で快適なヨガを!

 

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桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳にてポーズの取り方や、季節の過ごし方を提案・監修する。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコースで指導をする。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

 

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