YogaBodyコラム COLUMN

ブログ,ヨガと体のQ&A,ヨガ解剖学 2016.07.18

ヨガの後の激しい筋肉痛は長く続けたらなくなりますか

ヨガのクラスに参加するのは楽しいけど、その後の筋肉痛がつらい、なんて方もいるのではないでしょうか?

初めてのヨガの後の筋肉痛ほどではなくても、しばらくその筋肉痛が続くという方は少なくありません。筋肉痛はいつまで続くものなのでしょうか。

 

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筋肉痛が起こる科学的な根拠は未だはっきりわかっていません。有力な説としてよく言われるのが、筋肉の胞が修復する時の痛み、というもの。

私達の体を動かしてくれているのは筋肉です。筋肉が伸びたり縮んだりすることで、私たちは素早く動いたりゆっくりと動いたり、時には留まったりと様々な運動ができるようになっています。特に激しい運動をした時や、特定の筋肉ばかり動かした時、普段あまり伸び縮みさせていない筋肉を動かした時などは特に筋肉痛は起こりやすくなります。

筋肉をもう少し細かくみてみると、筋繊維という細かい組織でできています。一つの筋肉は要するに筋繊維の束です。運動というのは多かれ少なかれ、この繊維に傷がつきます。この傷を修復する過程で起きる炎症による痛みが筋肉痛といわれています。

この筋繊維の傷から修復することで筋肉は大きく強くなるとも考えられていますので必ずしも悪いことではありませんが、この傷が少なければ修復の際の炎症も強く発生しませんので、筋肉痛も少ないと考えられます。

日常の生活では全身の筋肉をバランスよく使っているようで、意外と特定の筋肉しか動かしていないものです。ヨーガのアーサナを行うことで普段あまり動かさない筋肉を動かすようになれば筋肉痛を感じるのは自然といえます。今まであまり動かしていなかった筋肉であっても、繰り返し動かして慣れてくることで、筋繊維に傷をつくことが少なくなれば筋肉痛はあまり起こらなくなるでしょう。言葉を変えれば、動きに慣れるということは筋繊維が鍛えられれば筋肉痛は起きなくなる、と言うこともできます。

 

ヨガボディの授業風景

 

慣れる、までの期間は人によって異なります。人それぞれの筋肉量や生活環境によっても影響があるでしょう。しかし一般的に考えれば、例えば1週間に1回の運動よりは1週間2回の運動の方が慣れは早いものです。1週間に1回のヨガクラスの参加によっていつも筋肉痛が起こってしまうならば、その間にもう1回、筋肉を動かす時間があると慣れるまでの期間が短くなるかもしれません。それには家での軽いストレッチでも効果的です。大事なのはその筋肉の伸び縮みをしっかり感じていることです。

 

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そしてヨガのポーズを通して感じた日常とは違う動きや筋肉の使い方は何も特別なことではなく、日々の生活の中でも同じような動きをしているものです。日常生活の中でもその同じ動きをしているときはないか、意識的にその動きを感じるようにすることで筋繊維は十分に鍛えられると思います。

もちろんヨーガのクラスに参加することを続けるだけでも少しずつ体は慣れ、筋肉痛も起こりにくくなっていくはずです。もしそれまでの期間を少しでも短くしたいと思うのでしたら、ヨガクラスの中で集中してポーズへと取り組んで感じたことを、日常生活にも活かしてみてくださいね。

では、安全で快適なヨガを!

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桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ 全米ヨガアライアンス認定YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳にてポーズの取り方や、季節の過ごし方を提案・監修する。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコースで指導をする。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

 

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