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コラム,ブログ,ヨガと体のQ&A,ヨガ解剖学 2017.07.17

ヨガをすると免疫力が上がるって本当?

健康のためにヨガをはじめた、という方も多いのではないでしょうか?

 

 

ヨガが体に与える影響は様々ですが、どれも体の状態をより良い方向に助けてくれるものばかりです。
ヨガは何にいいの?と聞かれれば、その答えはたくさんありますが、よく言われるものの中にはヨガによって免疫力が高まる、というもの。
ヨガを始めたらあまり風邪を引かなくなったという話もよく聞きます。

さて、「ヨガで免疫力があがる」これは本当なのでしょうか?

「免疫力」とは一体なんなのでしょうか?

 

 

 

私たちの体はいつも何かの侵入に備える能力を持っています。
目には見えませんが、細菌やウィルスなどの病原体は常に外から侵入してきますし、体の中で異常な細胞が発生することもあります。

そんな「自分」と「自分でないもの」を区別して、「自分でないものを排除して体を守るしくみ」を免疫と呼びます。

「自分でないもの」を攻撃、排除して、体を守ってくれるその力が免疫力、といったところでしょうか。

 

免疫を担当するのは免疫細胞です。
免疫細胞が働きやすい状態を作ってあげることは免疫力を高める、と言えます。

体温が1℃下がると、免疫力は30%下がるといわれていますので、
基礎体温をあげていくことは免疫力を高めることにつながると思います。

そして、基礎体温をあげるためには筋力を高めることも必要です。

ヨガのポーズや呼吸法は体の内側の筋肉から活性化し、体内の循環も高めますので基礎体温をあげる助けになるでしょう。

 

 

 

 

免疫細胞の働きを維持するためには、生活習慣そのものが重要です。

食生活や睡眠時間、どんなにヨガを行っていても、寝不足や栄養不足があれば免疫力を高めるどころか下がってしまうでしょう。

免疫細胞の6〜7割は腸内に存在していることがわかっています。
腸内環境そのものが免疫力に影響しているということです。
ここにも食生活、睡眠状態も大きく関わってきますね。

 

そしてもう一つ大きな要因がストレス。
ストレスによる緊張状態というのは、自律神経の交感神経が優位に働いている状態です。
体が緊張するように交感神経優位であれば、消化器系の動きも緊張して、便秘や下痢など腸内環境が悪化しやすくなります。
何より自律神経のバランスの乱れは免疫細胞に直接影響もしてきます。

 

 

 

 

ヨガはストレスそのものの解消だけでなく、ストレスから体が回復していく助けになります。
目に見える肉体的な緊張の緩和だけでなく、精神的な疲労や免疫力というような目に見えない体の生理機能も高めることにつながるでしょう。

 

食生活や睡眠などの生活習慣にもストレスは大きく影響してきます。
ストレスからつい食べ過ぎてしまっていたけど、ヨガを始めてからあまり暴飲暴食しなくなった、なんてことも珍しくありません。
ストレスからの心身の回復といえば一言ですが、その効果は多岐に渡るのではないでしょうか?

その中の一つに免疫力を高める、ということは十分に考えられることです。
そのためにも無理なく、そして長くヨガを続けてくださいね。

 

では、安全で快適なヨガを!

 

桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳のポーズ提案・監修者。 臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコース という全米ヨガアライアンス認定指導者養成コースを開発し、ヨガの指導者を育成する。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

 

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