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コラム,ブログ,ヨガと体のQ&A,ヨガ解剖学 2017.07.31

身体の姿勢と心の状態って関係してるの?

何気なく目に入った鏡に映った姿や写真野中の自分の姿を見て、あれ?なんてことありませんか?普段は見ることができない自分の姿勢を客観的に見ると、自分が思い描いたものとは違っていたりすることもありますね。みなさんは自分がどんな姿勢をしているのか、知っていますか?人によってその姿勢は様々ですが、その違いが私たちの体だけではなく心に何か関係しているのでしょうか?

 

よく聞く姿勢というとまず思い浮かぶのは少し背中を丸めたような猫背の姿勢。背中を少し丸めると背中を伸ばした時より小さく見えますよね?そのため自分に自信がないとき、自分を小さくみせて猫背の姿勢になりやすい、と言われています。確かにうつむき加減の姿勢は自信満々というよりは控えめな印象がありますよね。

 

 

 

 

反対に「胸を張る」という言葉は自信のある様子をいいます。背中を少し反らせた姿勢をされる方は、自分自身の考えや仕事、人間関係などにも自信があり積極的で行動派、と言われています。まさに威風堂々という感じです。

 

 

 

 

姿勢によって性格も変わる、何て言葉を聞いたことはないでしょうか?

 

例えば、いつもうつむいていたら自ら行動、発言を積極的にしていくというよりは内向的な気持ちになるしょうし、胸を張って、広い視界をみていれば、外交的で活発な気持ちにもなってくるのではないでしょうか?

 

それぞれ度が過ぎれば、内向的から自分の殻に閉じこもりすぎたり、外交的から自信過剰で周り見下すような態度をしてしまうのかもしれません。胸を張る、というほどではなくきちんと背中をまっすぐにしているような姿勢は礼儀正しいとも言えますし、緊張しているとも言えます。人前だけではなく常にその姿勢を保とうとすれば、心も緊張するでしょうし、いつも人の目を気にしたり、心からリラックスすることができなければ、そのような姿勢にもなるのかもしれません。

 

私たちは生きている以上常に呼吸しています。呼吸を行うためには横隔膜や胸郭の動きが必要です。胸郭を作っている骨は胸骨と肋骨と胸椎、背骨の一部です。胸郭の動きが呼吸に必要であるということは、背骨の動きも呼吸と密接な関係があるということです。もし背骨、胸郭が十分に動かなければ呼吸は浅くなったり、姿勢にも変化がでてくるでしょう。背中を丸めていれば胸の動きが制限され呼吸も浅くなりますし、背骨を伸ばしてあまり背中の緊張が強ければ、やはり呼吸が浅くなります。

 

 

 

呼吸は自律神経系を通して精神状態に大きな影響がありますので、呼吸と心、そして姿勢は関係しているはずです。

 

性格は人によって様々ですから、姿勢もその人それぞれ。一般的に良い姿勢とは言えなくてもその人にとって居心地良く、心身が健康に過ごせるのであれば何ら問題もないと思います。呼吸も心の状態も、常に一定とは限りません。忙しくストレスの多い時は呼吸も浅くなりがちでしょう。そんな時と、のんびり過ごしている時とでは姿勢も違っていて当然です。

 

 

体の状態、例えば肩こりや腰痛などから自分の姿勢を意識することは多いと思います。でも時には、自分の性格や思考の癖、今の心の状態と姿勢の関係性も気にしてみるのも興味深いのではないでしょうか?

 

では、安全で快適なヨガを!

 

桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳のポーズ提案・監修者。 臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコース という全米ヨガアライアンス認定指導者養成コースを開発し、ヨガの指導者を育成する。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

 

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