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コラム,ブログ,ヨガと体のQ&A,ヨガ解剖学 2017.09.27

ヨガは他のスポーツと使う筋肉が違うのでしょうか?

ヨガをすると筋肉が鍛えられる、というイメージあるでしょうか?

すでにヨガを続けている方は、筋肉がついたという実感はあるのでしょうか?

 

ヨガのポーズ、アーサナも身体を動かす、という点では他のスポーツと同じです。身体の動き、筋肉のはたらきに何か違いはあるのか、解剖学的な面から考えてみましょう。

 

 

私たちの身体にはたくさんの筋肉があり心臓や内臓器を動かすものも含めると、その数は600個以上にもなります。

その中で骨格筋(こっかくきん)と呼ばれる身体を動かす筋肉だけをみても400個以上。それらの筋肉がそれぞれ骨に付き、伸び縮みすることで身体の動きの原動力となっています。

 

骨格筋は皮膚のすぐ下の浅い部分、そしてもっと内臓に近い身体の深い部分にあるものが層になって重なっています。

 

Male musculature, artwork

 

深い部分にある筋肉はインナーマッスルと呼ばれることもありますね。

深部にある筋肉は表面にある筋肉に比べて小さいことも多く、大きく発達することはありませんが身体そのものを安定させる役割を担っています。

例えば、体幹の深部にある筋肉によって背骨や内臓の位置も安定し、姿勢にも大きく関わってきます。

 

スポーツによって主に使われる筋肉は異なってくるともいますが、プロのアスリートの方の身体をみると、表面の筋肉は大きく発達していますね。

そこから生まれる力、パワーは一般人に比べかけ離れているでしょう。

しかしその競技のパフォーマンスを上げるためにも、身体の安定に関わる深部の筋肉もトレーニングによって鍛えられているはずです。

 

 

ヨガにおいてはどうでしょうか?

 

ヨガを長年行われている方の肉体は、表面の筋肉もそこまで大きくない方が多いのではないでしょうか?

他のスポーツと違いヨガでは大きく力強い、動的な動きよりは、その姿勢を保つ、静的な動きも多く入ってきます。

 

 

その動きの中で表面の筋肉ももちろん使っていきますが、あまりそこに頼り過ぎれば身体に力みが生じ、柔軟性も下がりますし、何より呼吸も浅くなりがちです。

深部の筋肉をより活性化させていくことで、身体そのもののバランスを保ち安定させ、表面の筋肉は必要最低限使っていく、という感じでしょうか?

 

表面にある筋肉と違い、深部にある筋肉は大きく伸び縮みする、というよりは、その位置を維持するための力を発生する方が得意です。

特に体幹の深部の筋肉は背骨や骨盤の位置を保ち、普段の姿勢、ちょっとした動作のときにも常に身体を支えている筋肉です。

ここが弱まれば姿勢は乱れやすく、腰痛や肩こり、内臓のはたらきの低下など様々な症状の原因につながります。

 

 

そして体幹の筋肉は呼吸とも連携しています。ヨガの呼吸法を通して身体の深部から身体を支え、姿勢を改善、安定していくことは、日々の生活の中に生きてくるでしょう。

 

表面の筋肉と違って深部にある筋肉は目に見えないのでイメージもしにくいのではないでしょうか?

本やなどをみて、その筋肉の場所、形のイメージを持ってみる、というのもひとつの方法です。

 

また、深部の筋肉にもっとアプローチしていく方法もたくさんあります。

クラスに参加したときはインストラクターにそのちょっとしたコツを聞いてみるのもいいかもしれませんね。

 

では、安全で快適なヨガを!

 

桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳のポーズ提案・監修者。 臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコース という全米ヨガアライアンス認定指導者養成コースを開発し、ヨガの指導者を育成する。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

 

 

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