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ブログ,コラム,ヨガと体のQ&A,ヨガ解剖学 2017.10.02

バランスのポーズでグラグラしないためには?

ヨガのポーズ、アーサナには片足で立ってバランスを保つポーズもありますね。

少し運動量の多いヨガクラスではよく行われているように思いますが、皆さんは経験されたことはあるでしょうか?片足で立つ、といえば簡単ですが小さい頃は何の苦労もなくできたようなことでもいざやってみると案外難しいものです。

バランスのポーズでグラグラしないようにするコツはあるのでしょうか?身体の仕組み、解剖学的に考えてみます。

 

 

グラグラとふらつきながらも何とかバランスを保とうとしている時、どこに意識を向けていますか?

つい上半身ばかりに意識が向きがちですが、身体を支えているのは足。

足の裏はどのようになっていますか?

足の裏がしっかりマットに着いているでしょうか?

特に、体がふらついている時は、足の外側、小指側に重心が流れやすくなります。

足の裏の内側、親指側もしっかりとマットにつける意識は土踏まずをしっかり活用して、身体の土台を安定させる助けになります。

 

 

そして、片足であっても、身体の中心にある軸があることには変わりません。

イメージとしては内もものラインを意識するだけでも助けになります。

個人差がありますが、内ももを少し後ろに回すように、または前に回すような意識をすることで、立つ足の関節の位置が安定してくるかもしれません。

 

また内ももの筋肉は、骨盤や背骨、そしてお腹の深部にある筋肉とも連携しています。内ももを意識することでそれらの筋肉を活性化させて、体幹、上半身の安定にもつながってきます。

 

そんな体幹を安定させてくれる筋肉を働かせ身体を安定させていくために何より大事なことは呼吸。

グラグラして倒れてしまわないように肩に力が入っていませんか?

そんな時は呼吸が止まりがちです。

 

 

呼吸を保つことで腹部の深いところにある筋肉が働き、体幹、上半身を安定させてくれます。

呼吸によって身体の深部にある筋肉をしっかりとはたらかせ身体を安定させることができれば、身体の表面にある肩や腕の筋肉の力も抜きやすくなるはずです。

 

ヨガのポーズ、アーサナにも少しずつ慣れ、ちょっと難しいアーサナにも挑戦できるようになると、また違った面白さが広がりますよね。

バランスのポーズは難しいですがそんな楽しみも味わえます。

ポーズをとることに意識が向きがちですがいつでも大事なのは呼吸。

呼吸を大事に、そして身体を支えてくれている足を大事に、意識を向けてみてくださいね。

 

それでは、安全で快適なヨガを!

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