YogaBodyコラム COLUMN

松本くらのコラム,コラム,ヨガと体のQ&A 2020.11.23

松本くら先生がクラニオセイクラルに魅せられ続けるワケ①

編集部からステキなお題をいただきました。
あれもこれもと浮かんでしまって、今回も1回では終わらなそう。
お付き合いくださいね。

[宇宙のエネルギーを増やすコツ]

クラニオセイクラルを学び始めて1年目でしょうか、
講座で師匠がこう話しました。

「プラクティショナーが1の力を消耗し、クライアントが1の力をもらう。
 この時、宇宙のエネルギーは1-1=0、エネルギーは増えも減りもしない。
 クライアントが1の力をもらい、プラクティショナーも1の力をもらう。
 この時、宇宙のエネルギーは1+1=2、エネルギーが増えて、宇宙は喜ぶ」

そんなセッションが本当にあるのだろうか? 
あるのなら是非、体験してみたい。
それまでオイルトリートメントで、1-1=0のセッションしか体験できていなかった私には、この言葉が、学び続ける大きな動機になりました。
懲りずに[ニュートラル]を深め続けることで、
ある日この言葉は、実感として私の中にやってきました。

「私」がセッションをするのではない
「私とあなた」が、共にセッションを作り上げる
そのスタンスにしっかり根差した時、
セッションの展開は向こうからやってくる
「セッション」が主役になれば、消耗は起こらないどころか、セッションを終えた私も、力をもらっている

本当に楽しい、魅惑的なセッションでした。
が、できる時もあれば、できない時もあります。
鍵はいつでも[ニュートラル]です。
いかに[ニュートラル]に留まり続けるか?
いかに[いま・ここ]に留まり続けるか?
それは[先に世界を信頼する]というチャレンジでもありました。
信頼に身を預けられると、世界が動き出し、世界の見え方が変化して、
展開が始まる。

それでもまだ、100%の確立ではありません。
だからこそ、魅せられ続けるワケではありますが。
ただ、うまく行った時の幸せ感は、今も続いています。
[私・あなた・世界]が同等にいま・ここにある と体感する幸せです。

そんなセッションを繰り返すにつれて、私はいま、
日常にもニュートラルを持ち込むチャレンジを続けています。
その方が、ヒトとの関係も、世界との関係も、優しくなるから。
これも、うまくいったり、いかなかったり。
だからこそ魅せられ続けて、私の仕事と人生はつながっていきます。

この記事を書いた人

松本くら

1958年、横浜生まれ。東京大学文学部卒業。伊豆高原在住。

日本、インドで、ヨガを学び、大学卒業後、ボディワーク・呼吸法・断食・瞑想・アロマテラピー・エサレンボディワーク・クラニオセイクラル・機能解剖など、多方面から[健やかなからだ]へのアプローチを学ぶ。

日本のボディワーク界の草分けとして知られ
セッションハウス「リーラハウス」において個々の身体と向き合いながら
プロフェッショナル・ボディワーカーの学びの場、
伊豆高原「リーラスクール」を立ち上げ
全国から集まるボディワーカーやヨガインストラクターの育成をしている。

著書に、
[【休息のレシピ】~タメイキは最高のゼイタク HAPPYな毎日を送るための呼吸法~](BABジャパン)
[プレヨガで「あなたのヨガ」をはじめよう](BABジャパン)
[肩コリ解消六十四通り](ブルーロータスパブリッシング)
監訳書に、[ヨガボディ](ジュディス・ハンソン・ラサター著・chama共訳・ガイアブックス)がある。
エサレンボディワーク認定プラクティショナー/AIAHS認定アロマセラピスト/クラニオセイクラルバランシング認定プラクティショナー。
リーラハウスHP

 

日本での活動について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの普及活動の促進と国際認定を持つ日本全国のBCST(バイオダイナ ミック クラニオセイクラル セラピスト)のご紹介を目的としたサイトです。

メールで学ぼう!ヨガとカラダ。 メールで学ぼう!ヨガとカラダ。

身体にインタビュー!?
ヨガのポーズで身体は何を考えてる?
骨や筋肉の気持ちがわかる全10回のメール講座

関連するコラム