ヨガをする時、鏡がある方が良いですか?ない方が良いですか?


みなさんが普段ヨガをしている時、近くに鏡がありますか?ヨガスタジオの中にも鏡があるところもありますね。ヨガをするときに、鏡があることとないことに、何か違いはあるのでしょうか?

 

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ヨガのポーズを行っている時肩の高さに両腕を上げているつもりだけど、実際は片方だけ下がっていた、というような経験はありませんか?鏡の前で行えば、このちょっとした差にすぐに気付いて直すこともできますし、きれいにポーズを行う助けになるかもしれません。しかしヨガではあまり鏡を見ながら行うことは薦められていない傾向があります。一体なぜなのでしょうか?

 

私たちの体には様々なことを感じる力、感覚というものがあります。その中のひとつに位置覚といって体の位置を感じる感覚があります。目を閉じていても、自分の腕がどこにあるのか、足がどこにあるのか、何となくでも感じてわかりますよね?

 

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これは皮膚表面ではなく、体の深部にある感覚の機能によるものです。同じ高さに腕を上げているつもりでも違いが生まれてしまうのはこの感覚の精度が少しずれているのかもしれません。アスリートの方はミリ単位の体の動きによってそのパフォーマンスが変わってきます。日々の訓練によってこの深部の感覚も研ぎ澄まされているのではないでしょうか。

 

ヨガのアーサナの練習も自分自身の体をどのように感じどのように動かしているのか、体の表面ではなくもっと深部からの感覚をより繊細に養ってくれます。

 

例えばいつも鏡で見て、目の情報に頼って腕の位置を確認しているだけではこの深部の感覚はあまり養えないかもしれません。視覚情報に頼りすぎず、その場にいるインストラクターに体を触れてもらって体で感じてなおしていく、ということは単なる腕の位置だけではない、体の感覚をより繊細にしていくためには必要なことだと思います。

 

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そしてポーズ、アーサナにはドリシュティと呼ばれる、視点が決められています。鼻の頭や眉間、伸ばした手の指先など様々ですが、どこか1点に視線を留めることで集中を増すだけではなく、余計な視覚情報を遮ることにもつながります。

 

鏡を見ながら行うことが悪いこととは思いません。時には必要なこともあると思います。しかし目の見える私たちは自分が思うほどに視覚に頼り、その情報を無意識に認識しているものです。マットの上にいる時間位は視覚情報だけではなく、もっと繊細な感覚を大事にする時間、というようにしてみると、自分自身の外側だけでなく内側へと目をむける機会になるかもしれません。

 

では、安全で快適なヨガを!

 

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桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ 全米ヨガアライアンス認定指導者養成コースYogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳のポーズ提案・監修者。 臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコースで指導をする。現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

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