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コラム,ブログ,ヨガと体のQ&A,ヨガ解剖学 2017.12.18

ヨガで冷え性はなおせますか?

寒い季節が来ると手足の冷えが気になる、という方は男女問わず多いのではないでしょうか?

冷え性対策というのは近年よく聞くワードですし、昔から冷えは万病の元と言われていますよね。

冷えからくる症状は肩こりや腰痛、肌荒れ、頭痛、胃腸症状や婦人科疾患、集中力の低下、不安やイライラなど様々です。

このつらい冷え性、ヨガを通して改善することはできるでしょうか?

 

 

 

私たちの体は常に熱を発生しています。体の熱、体熱を生み出してくれる最大の器官は筋肉です。1日の基礎代謝の約40%は筋肉が消費しているとも言われています。

この筋肉量が少なければ作ってくれる熱も少なくなりますので冷えやすくなる、といえますね。

健康を保つ上で必要な筋肉を身につけることは冷えの改善はもちろん、身体の動きも自由になり、腰痛や肩こりなどの症状の緩和にもつながります。

ヨガのポーズ、アーサナの中には筋力を高めるものもたくさんあります。

無理なく、そして気長に続けていくことが大事です。

 

 

 

体内で生まれた熱は血液が全身を循環することで、手足の末端にまで届けられます。

血液は血管の中を通っていますが、血管には筋肉があり収縮したり拡張したりすることで血液を流しています。

血管の周囲にある筋肉が動くとこの血管のポンプのような動きを助け、血液の流れを促してくれます。血液循環のためにも身体を動かすことは必要です。

 

 

そして血管の動きそのものをコントロールしているのが自律神経。

私たちがストレスのある環境や緊張状態、いわゆるがんばっている状態にあるときは自律神経のうち交感神経が優位にはたらいています。

この交感神経が優位の時、血管は収縮していますので、この状態がずっと続けば血液の流れは悪くなり特に末端から冷えやすくなってしまいます。

 

ヨガを通して緊張状態からリラックスした状態へ、がんばっている状態からゆっくり休めるようになってくれば、副交感神経が優位になり血液の流れやすくなるでしょう。

また副交感神経が優位の時はお腹の中、内臓器のはたらきは活発になります。

お腹の中の臓器、特に胃腸が活発の動くのも筋肉のはたらき。

内臓の動きによって体の内側から熱を作ってくれますので、冷えの改善へとつながります。

 

 

 

 

精神的な緊張している状態というのは日々の生活習慣にも様々な影響を与えがちです。

例えばストレスから食事のリズムが乱れ、一度にたくさん食べてしまったり、甘いものをたくさん食べてしまったり。

そんな経験はありませんか?

 

急激にたくさんの量を食べれば内臓器へと血流が集中し外側の筋肉への血流が悪くなりがちですし、

糖分の摂り方によっては血糖値の乱高下から交感神経が優位に働きやすくなることもあります。

 

ヨガクラスに参加して「気持ちよかったー!」というような時間を増やしていくことは、自律神経の調整を助けるとともに

ヨガ以外の時間、生活習慣にも良い変化をもたらし、冷えの根本的な原因を解消することにつながるように思います。

 

肉体的な面から、精神的な面からもヨガは冷え性対策になりそうですね。

これからが冷え本番の季節。

体の内側から、そして心から冷えないからだ作りを目指してみてはいかがでしょうか?

 

では、安全で快適なヨガを!

桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳のポーズ提案・監修者。 臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコース という全米ヨガアライアンス認定指導者養成コースを開発し、ヨガの指導者を育成する。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

 

 

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