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コラム,ブログ,ヨガと体のQ&A,ヨガ解剖学 2017.07.04

鼻うがいとヨガの関係

ヨガをされている方の中に鼻うがいを習慣化されている方を多く見かけます。皆さんは鼻うがいをされたことはあるでしょうか?うがいや歯磨きと同じように、日々の習慣としている方も多いと思います。鼻うがいとヨガに何か関係はあるのでしょうか?

 

鼻うがいには様々な方法がありますが、ぬるま湯や塩水を使って行う方が多いようです。鼻を洗浄することで、花粉症だけでなく風邪の予防や鼻づまり、副鼻腔炎の改善、予防など様々な効果があると言われています。花粉症の方が年々増加している現代において普及しているのも納得、と言えます。

 

 

 

インドでは鼻うがいはジャラネティと呼ばれ、体の浄化法、クリヤの一つと考えられています。単に汚れを取るという意味だけでなく、体内の老廃物を浄化、言い換えればデトックスすることは心身を内観していくために必要な行為と考え、呼吸器系の浄化法の一つにこの鼻うがいも含まれます。

 

鼻うがいは一度行うだけでもスッキリしますしその効果も感じますが、その浄化するという行為を続けることこそがヨガであり、続けることで体内に老廃物を溜めず排出できる肉体を保つことにつながるのだと思います。すでに鼻うがいを長く続けられている方にとっては、鼻うがいをする時としない時、1日でもその違いを感じるのではないでしょうか?

 

肉体的なことをもう少し考えると、免疫系への効能が考えられます。鼻のような粘膜には免疫の中でもIgAと呼ばれる免疫グロブリンが存在します。このIgAは腸内にも存在しており、腸内の悪玉菌を抑えるとも言われています。腸内環境は近年多くの方が知っている免疫、健康の要となるところ。IgAという同じ免疫も持つところとして鼻、副鼻腔炎も腸内環境に関係しており、鼻うがいは腸内環境の改善に効果的、ということも言われています。鼻づまりなどの目に見えるものだけでなく、免疫、腸内という目に見えないところにも働きかけ肉体をより健康的な状態へ導くことを先人たちは体感的にもわかっていた、というのは大げさでしょうか。

 

 

ヨガも鼻うがいも1日だけ、1回だけでもその効果を感じられますが、その最大の効果を感じるためには続けることが重要です。そしていつでも誰でもできることを始め続ける、ということには多少の時間と忍耐も必要になってきます。それを続けられる心の余裕を持てる生活を送っているかどうか、そんなことを見つめる機会にもなるかもしれませんね。毎年花粉症でお悩みの方は、今から始めてみると体内の変化によって来年の症状が大きく変化するかもしれません。

 

今の時代、大気汚染や化学物質の汚染から逃れることは困難です。大事なのはしっかり排泄できる肉体機能を保つこと、そして浄化する習慣も持つこと。花粉症がなくても肉体の浄化の一つに鼻うがいを取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

では、安全で快適なヨガを!

 

桜井くみ

TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳のポーズ提案・監修者。 臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコース という全米ヨガアライアンス認定指導者養成コースを開発し、ヨガの指導者を育成する。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。

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