お知らせ,コラム,ブログ,ヨガと体のQ&A,ヨガ解剖学 2017.07.10
ヨガは毎日やるべきですか?
みなさんはどの位のペースでヨガをしていますか?
月に2、3回という方もいれば週2、3回行うという方、もう毎日のヨガが習慣になっている方も多いとおもいます。
ヨガの練習は毎日行いましょう、と聞いたことはありますか?
ヨガは毎日行なわなければいけないのでしょうか?
伝統的なヨガのスタイルでは日々のアーサナと呼ばれるポーズや呼吸法の練習をすすめています。
毎日行うことの意味には肉体的なことだけではなく精神的な事も含まれると思います。
特に呼吸法、というように特別なやり方でなくとも、呼吸を意識する時間をもつ、というのは精神的な効果を感じられる方が多いようです。
ヨガのポーズによって肉体は柔軟性が高まったり、筋力が強くなるといった変化が望めます。
筋肉の柔軟性や関節の可動域を広げていくためには毎日行うことは効果的のように思います。
最近のトレーニング法でも筋力強化のためには、毎日のトレーニングより3日に1回のほうが望ましいといいますね。
ヨガを筋力強化のため、という方にとっては週2回程度が良いのかもしれません。
しかし、自分自身の体に負担になっていては疲労もたまり、体の柔軟性そのものも失われてしまうかもしれません。
疲労から筋肉が緊張し怪我につながってしまうこともあるでしょう。
いつもと違うヨガスタイルを行って体を休めたり、呼吸法だけにしたり、そして何より休むことが必要な時もあるのではないかと思います。
心身の鍛錬という意味では多少辛くても毎日行うことが大事であり、それを長く続けることで得られるもの、心身への影響は絶大なものでしょう。
そこを目指してく、目指すことができる人もいれば、現代社会で現代的な生活を送っている私たちにとって、
今よりもっと良い、楽な生活の助けになるためにヨガを取り入れたい、という方も多いのではないでしょうか?
体調というのは日々変化しますし、季節によっても変化してきます。
休養が必要な時もあれば、少しだるくても動いた方が楽になる時もあります。
その時の自分自身に必要なものは何か、それを見極めていくことも重要ですね。
自分の心身にとって必要なのは何か、ということを探していくためには自分の心身に意識を向けるヨガの時間はきっと助けになるのではないかと思います。
生まれ持った肉体も生活環境、求めるものも人によって違うものです。
ヨガを行う時も自分の負担にならないペース、そして長く続けられるリズムを探してみてくださいね。
では、安全で快適なヨガを!
桜井くみ
TOKYOYOGAティーチャー/ YogaBodyトレーニングコース開発・指導担当。
20年以上の鍼灸・整体の経験を生かし、2005年よりヨガ指導を行う。
ヨガ手帳のポーズ提案・監修者。 臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。
フリーランスの鍼灸・整体として活躍しながらも、高齢者の身体を知るためにケアマネージャーの資格を取得し、特別養護老人ホームで働いていたほどのカラダオタク。
判断、診断、治療ではない、「感じて、整える」有機的なヨガ解剖学を広めるためにYogaBodyトレーニングコース という全米ヨガアライアンス認定指導者養成コースを開発し、ヨガの指導者を育成する。
現在、神戸在住。夫もヨガティーチャーであり、一児の母。