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コラム,ブログ,ヨガと体のQ&A,ヨガ解剖学 2018.04.29

筋膜ってなんですか?

最近、筋膜リリースという言葉が巷でも聞くようになりました。
皆さんは、筋膜という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

文字通り、筋肉の膜である筋膜ですが、
その仕組みはとても興味深いものになっています。

まず筋肉、というのはどういう構造になっているのかご存じでしょうか?

 

グレープフルーツ。
皆さんはお好きですか?

グレープフルーツの外皮剥いてみると、
また皮に覆われた果実があります。

その皮をさらに剥いでみると、
小さな果肉がぎっしりとつまっていますよね。

その小さな果肉も薄い膜に覆われ、
中には果汁だけでなく繊維もつまっています。

私たちの体もある意味、
このようにいろんな膜に包まれています。

一番外界に接している皮膚でさえ、
表皮から真皮へと層になっています。

このように、筋膜と一言で言っても、
小さな繊維を包む筋膜から大きな筋肉、
そして私たちの体を全体を包む筋肉まで多くの種類があります。

そしてこの筋膜はそれぞれに連結している、という点。

外側の膜、内側の膜と一枚ずつ別々のものではなく、
その膜それぞれが繋がっています。

 

その道の研究者によりますと、
人間の体そのものが膜の繋がりでできていて、
すべてはがしていけば一枚の膜になるということです。

りんごの皮を薄く薄く、
切れないようにナイフで削ぎ続ければ
最後は芯にまでたどり着き一本につながる、
というようなイメージでしょうか。

そのような膜のつながりから身体を考えてみると、
例えば、足の筋膜の不具合によって首の痛みとして
反応が出るということも、起こってくる可能性があるということです。

筋膜というと単に包んでいるだけかと思いがちですが、
この膜が全身に網羅して身体の部位と
部位をつなげるネットワークのようになっており、
筋膜のつながりから身体の機能を改善しようとする様々な
テクニックが生まれてきています。

膜とは言っても、筋膜の構造はまるでスポンジにようになっていて、
水分によって潤っている状態です。
この潤いがあるからこそ筋膜の弾力性を維持できます。

水分が不足すれば弾力性は失われ、
その部位だけでなくつながりある別の部位にも影響がでてくるでしょう。

この筋膜の柔軟性を戻していくことを目的としたボディワークもありますし、
筋膜をつくる繊維の方向に沿ってある一定時間伸ばすことは
この筋膜の弾力性を戻すことにつながるようです。

これはヨガのアーサナ、ポーズの中においても考えられる
身体機能への影響と考えられるのではないでしょうか?

繊維の方向と簡単に言いましたが、
この動きがとても繊細な動きになりますし
身体のネットワークがどのようにつながっているのか、
ここには十分な経験と知識を持った
プラクティショナーの力が必要なことだと思います。

そしてこの筋膜は主にコラーゲンによって構成されています。

コラーゲンとはたんぱく質のひとつで、
筋膜意外にも骨や血管、髪、皮膚といった様々な組織の材料です。

ではコラーゲンをたくさん食べれば、
筋膜が潤うかといえばそう簡単にはいきません。

コラーゲンを作るためには、食べ物として摂取した後消化吸収され、
そして合成される過程にビタミンCが必要ですし、
コラーゲン繊維は中心に鉄がなければ維持できません。

単体で補うのではなく、日頃の食生活からバランスよく補っておくのが必要、
ということですね。

筋膜リリース、という筋膜のネットワークにアプローチすることの
認知度が上がったことで、幸いにもヨガのインストラクターの中でも
この分野を学んでいる方も多く見受けられます。

興味のある方は探してみてはいかがでしょうか。
いつものヨガのポーズもまた違ったアプローチ、感覚が得られるかもしれませんよ。

それでは、安全で快適なヨガを!

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